フレキソ印刷機の最大の特徴が、センタードラム方式です。
このため伸縮性の素材や偏肉のある素材にも印刷可能となります。
巻出しから巻取りまでの駆動ロールは以下の通りとなります。
1. 巻き出し
2. インフィードロール
3. センタードラム
4. チルロール(アウトフィードロール)
5. 巻取り
印刷ユニット部は、アニロックスロールに接するドクターチャンバー内を流れるインキをドクターで掻き落とし、アニロックスロールのセル容量に従った一定量のインキを版シリンダー上の版の凸部表面に転移させます。
さらに版の凸部から印刷素材にインキを転移させて印刷します。
アニロックスロールの表面は下記の様に、蜂の巣状のセルが彫ってあります。
金属ロールの表面に、セラミックを溶射し、レーザーにてセルを彫刻します。
近年は、セル容量を確保して、十分なインキ濃度を確保しながら、高線数化が進んでおります。
フレキソ印刷における近年の品質向上は、このアニロックスロールの技術進歩に負うところが大きいのです。
フレキソ版は、下記のように進化してきました。